切手買取店が最近力を入れている中国切手
買取価格が10~40万円になる「赤猿」
40~100万円の値が付く天安門図、そして1枚で100万円以上にもなるSランクのプレミア切手
梅蘭芳舞台芸術などさまざまなプレミアム切手があります。
なぜこれほどまでに中国の切手が高値で取引されているのでしょう?
その理由は、中国の経済が好調ということが挙げられます。
かつての日本のバブルの時代と同じように、
ビジネスでの勝ち組がたくさん出てきた中国でも、お金が趣味施行の分野で使われています。
日本でも経済成長気には、切手をはじめ古銭などもプレミア価格のものがたくさんありました。
もちろん中国でもすべての切手が値上がりしているわけではありません。
日本の人口の10倍の中国ではお金持ちの数も日本の比ではありません。
経済力のある人たちが希少な切手にはどんどんお金を積みます。
中国では平均年収がおよそ10~20万と言われています。
けれども貧富の差が日本以上に大きい中国では、日本のお金持ちとはくらべものにならないくらいのお金持ちが
コレクターアイテムの値段を際限なくつり上げています。
その結果として、このようなプレミア金額で切手が取引されるようになってしまったのです。
かつて日本が海外の高価なものを買いあさったように、現在は中国から日本をはじめとする海外に流れていった貴重なコレクションを、中国の富裕層が買い戻している状態と言えるでしょう。
さて、これから先も中国切手は値上がりし続けるのでしょうか?
実は現在では、かつての日本がそうだったように中国切手の値段もしだいに下がってきています。ものによっては半値程にまで値段の下がった切手もあります。
かつての勢いは無くなりましたが、まだまだプレミア価格がついているものの、日本に多く残っていると言えます。
自宅に中国切手が残っていたら、まずは買取店に査定してもらってみてもいいかもしれません。