切手買取は、その種類や形状によって取り扱いが異なります。
買取店によっても買取のルールや、買取の可否の対応が違うことも充分に考えられます。
おもな区分と、それぞれの注意点をお伝えします。
普通切手シート
普通切手は、郵便局など1枚単位で買うことのできる切手ことです。
ハガキに使う63円切手や封筒に使う84円切手が馴染深いですが、1円から1000円のまで20種類以上の額面の普通切手が今は発行されています。
それが100枚単位であるとか20枚単位でまとまっているものが切手シートです。
普通切手シートを売る時の注意すべきポイント
気をつけなければいけないのは、数枚使ってしまって完全なシートでなくなってしまうと、バラ切手として扱われてしまうということです。
また、古いデザインの普通切手は、買取の上では、記念切手と同じものとして扱われることが一般的です。
記念切手シート
記念切手は、国家的行事だったり何かの記念日をきっかけに発行されるものです。
例えば、「ふみの日」や「切手趣味週間」、五輪や皇太子ご成婚記念切手などがあります。
記念切手シートは、その記念切手が10枚単位、20枚単位の綴りでまとまったシートです。
使い方は普通切手と違いがありません。裏面の糊がついた部分が、シールタイプの記念切手は使いやすく、人気があります。
買取店によっては1シートが10枚未満であるお年玉シートやミニシートはバラ切手扱いである可能性もあります。
記念切手シート、売却の注意点
普通切手と同じで、1枚でも使ってしまっているとバラ切手の扱いとなります。
バラ切手
普通切手でも記念切手でも、シートから入り離されている状態の切手のことをバラ切手と呼びます。
バラ切手売却の注意点
買取店によっては、同じ額面ごとにまとめ上げていないと、買い取りをしてもらえないケースもあります。
買取店によっては1つの袋に●枚まで、という細かい指定のあるところもあるようです。
アルバムに入っている切手も買取する業者も多いですが、アルバムに貼り付けて保管するタイプのものは、買取対象外となるケースが多くなっています。
使用済み切手も一部のものを除き、買取できない場合がほとんどです。
切手の台紙貼りについて
台紙貼り切手とは同じ額面のバラの切手を台紙に貼った切手のことです。
買取業者によっては、台紙に貼った切手を買い取ってもらうことができます。
買取業者ごとに台紙は違います。業者指定の台紙にバラ切手を一枚一枚貼ることで、未仕訳のバラ切手でよりも高く買い取ってもらうことができます。
台紙貼り切手売却の注意点
買取店の指定した台紙に同じ額面で統一して切手を貼ることが求められます。
同じ額面の切手でも、台紙のマスの数に足りない場合や使用済み切手が入っていると、台紙切手の扱いで買い取ってもらうことができません。